「 お会式法要・バザー開店 笑顔の大賑わい 」

10月16日(日)爽やかな秋晴れの下、お会式ならびに

バザーが開催されました。お会式法要に先立ち午後1時より

バザーが開催されました。研修棟と境内の両方を使って関東煮、

うどん、飲み物、コーヒー、おにぎり、そして子供専用の綿菓子コーナーが

軒を並べて設営され、大勢の参詣者でたちまち大にぎわいとなりました。

バザー会場は子供達が発する元気な声や久しぶりに会う

お母様方や親戚同士の会話で活気にあふれていました。奉仕者の方々も

幾分緊張しながらも、笑顔を心がけて一生懸命頑張っておられる姿が印象的でした。

 午後2時から、岩田孝学上人、神戸支院の田中常行上人、

そして本山からお手伝いとして渡辺堯学上人をお迎えして

お会式法要が厳修されました。御宝前のお祖師様には綿帽子が被され、

その横には「おみよっこ」が飾られ、本堂の両脇の天井からは

紅白の万灯が吊り下げられ、お会式らしい雰囲気が漂います。

法要の中では、切散華が舞い、ドラ・ハチの音が鳴り響き、

日蓮大聖人のご遺徳を偲んで焼香が行われました。

 法要後、岩田上人は、「日蓮大聖人のご入滅後735年間お題目が

継承されてきたことの有り難さを思い、そして日蓮大聖人の艱難辛苦を

物ともしない気概に習って、私達も負けないように努力して、

まずは家庭からこの教えを広めて行きましょう」と話されました。

続いて、渡辺上人は、二十歳前後の中国留学時の体験談を話され、

異国の地で父上のご病気の知らせを聞いて、ご病気平癒を願う一心から

父上から勧められた日達上人の「一日一言」を真剣に読むようになり、

「ようやく過去に積んできた自分の罪障に気づかされ、

僧侶になる決意をしました」という尊い体験談を話されました。

最後に、田中上人からは、「不意に訪れる災難やピンチに陥った時にいかに

日頃の信仰が大事か、また日頃の信仰が本物かどうか試される」

ということを具体的な例で示され、「報恩謝徳・供養の大切さや、

困った時にくじけない心を持ち、堪忍し諦めずに良い因縁に変えていく

努力をすると道が自ずと開ける」とお話しいただきました。

 今日は参詣された方々も奉仕者の方々もさぞかし充実した

一日を過ごすことができ、また大きな功徳を頂かれたことと思います。

帰り際の皆さんの充実した笑顔がそれを物語っていました。 

                                     通 信 員